エルフの木

被災地の妊婦さんに野菜を届けるプロジェクト

3つの募金箱プロジェクトの1つです)

★ 趣旨

妊娠した女性の心と身体はとてもデリケートです。被災地の妊婦さんに「安心」を届けませんか?ボランティア団体「福岡エルフの木」は、私たちが買った野菜の一部を、福島の妊婦さんに寄付するプロジェクトを行います。生活の日常的行為を、大きな力へとつなげる支援のあり方を提案します。

★ 背景

妊婦が被曝すると妊娠初期で死産、中期で奇形児出産の可能性、後期で発達障害の可能性が高まるというデータがあります。被災地の助産師によると、放射性物質の食物への影響を心配する妊婦も増えているとのことです。特に、葉物野菜の欠乏が、妊婦と胎児の栄養状態に影響を与えつつあります。

福島の農家の方々が手塩にかけた野菜を買い支えるのも私たちの重要な支援です。しかし妊婦や授乳中の女性に対しては、心理的に安心感を与える「九州産」の野菜を届けたい、と私たちは考えています。

 

実施方法

糸島市にある厳選野菜の直売所・伊都安蔵里(いとあぐり)(糸島市川付882,tel:092-322-2222)が発送を協力してくださっています。

 

100円、500円、1000円の野菜寄付カードを購入していただき、レジ横の寄付箱に入れてください。集まったカード分の金額を、野菜購入と送料にあてます。

レジ横にメッセージ用紙を用意し、野菜発送の箱に同封する予定です。

 

発送先は、福島県いわき市の助産師のコミュニティ団体、NPO 法人「コミューン」(福島県いわき市平谷川瀬字仲山町20-1,tel:0246-23-3303)です。寄付野菜を福島県いわき市の妊婦さんに配布する作業を引き受けていただきます。
http://cw-jyosanshi.com/cms/

福岡エルフの木

tel/fax:092-553-4465

メール(クリックしてください)

〒815-8540 福岡市南区塩原4-9-1九州大学、知足研究室

 

5月から始まったエルフの木の野菜を届けるプロジェクト に寄せられた、福島からのメッセージ

(福島の辺見さんからのメッセージ要約)

コミューンさんを紹介してくださった母子支援室「まごころ」(福島県白河市田町92 作楽内)http://www.k5.dion.ne.jp/~magokoro/の辺見間智子さん

 本当にアッという間に時は過ぎ、今年も半年が過ぎてしまいましたね。コミューンさんに毎週野菜箱を送られそれが入院中の妊婦さん、産褥婦さんのお料理に出され私もとてもうれしいです。少しでも妊産婦さんたちの身体に入るものが放射能に汚染されていないのは最高です。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
ここ白河市(平均0・55マイクロシーベルト)もいわき市(0.22)よりセシウムが高い状態なのにもうマスクもせず普通に生活しています。私は自分の畑で無農薬野菜を義姉と一緒に作って食べてます。今までは子供たちに送っていましたが、この人災以後は送ってません。何を、どこを基準に考え生活していけばいいのか。考えていると、頭がおかしくなりそうです。
 人間が作ったものに人間自ら戒められているのではないでしょうか。地球上すべてが汚染されると思います。これも自然を侮ってきた人類の運命ではないでしょうか。
何ともやり切れませんが、仕方ありません。このおかれた環境の中で生活していくしかないと思っております。

私たち半世紀以上生きた人間はいいのですが、本当に子供たちが可愛そうです。大きな負の遺産を残してしまいました。      

 私は今、自分に出来る事を普通にやっていくだけです。どうすることも出来ません。