2016年3月11日 大震災から5年

今年も3月11日になりました。

改めて、犠牲者の方のご冥福をお祈り申し上げます。
もう5年、はや5年。

少し前に、当時被害のひどかった、宮城県牡鹿半島でお魚エコたわしの編み手をまとめられている遠藤さんとメールでやりとりをさせて頂きました。

メールの中で、仮設住宅にお住まいの方々が4月か5月頃に復興住宅へ移れそうだという事。
5年経ってもまだ復興住宅が準備できていないのだと知って、悲しかったりいら立たしかったり…。

 

3年前に訪問させて頂いた、仮設住宅にひとり住まいをされている、ある方の優しい笑顔が思い浮かびました。

 

プレハブの部屋は小さいし、壁が薄くて寒い/暑い事でしょう。

 

そういった環境の中で元気を維持していくのはとても大変だと思います。

 

普通の家に住んでいても、部屋が散らかっていたり寒かったりすると、イライラしたりやる気がでなかったりするのに…

 

1月の時点でまだプレハブの仮設住宅から復興住宅へ移れていない方が6万人もおられます。

 

政府には本当に一日も早くちゃんとした住宅に住めるように整えて頂かなくてはと強く思います。

 

 

一方で、編み手の方も新たに働き出したり、エコたわしから編み物の作成に移っていったりと、
状況が「生活」として変化していっている事も知ったり。

 

 

 

海外だったり九州だったり、被災地と離れた所に住んでいても、気にかけています、としか言えないのが情けないですが、
福岡では山下が引き続き、お魚エコたわしの販売のお手伝いを続けています。

 

注文をしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。

 

注文が来ると、牡鹿半島のみなさんもうれしいし、私達もうれしいです。

 

 

私個人的には、2013年(3年前)の夏に牡鹿半島を訪問させて頂いたおかげで、牡鹿半島のあの方々、あの場所が、自分と関係がある人であり場所であると、勝手にずっと感じています。

 

お手伝いのボランティアなどもせずに、ただ行って親切にして頂いただけで本当に申し訳なかったのですが。

 

福岡など遠い地でモヤモヤしている方、もしできるなら、ぜひ三陸に行って、見て頂けたらと思います。今は交通もだいぶ整備されているはずですし。
百聞は一見にしかず。