2011年10月4日火曜 エンジョイスペース大名にて、
京都をベースに活動するIDRO Japan国際災害支援機構のロバートさんを迎えて
「東北に何が出来る?」の意見交換会を行いました。
昼の部と夜の部の2回に、計20人の方が参加してくれました。
性別も年代も国籍も違う人たちの集いです。
このテーマを掲げたものの、離れた九州・福岡にいる私たちにとっては、今東北がどうなっているのかすらイメージとしてはっきりつかめていません。
そんな私たちにとって、実際に何度も現地に足を運んで働いているロバートさんのお話は、なんというか、リアリティを感じさせてくれました。
ロバートさんが活動している石巻(全てではないが)の今の状況としては、
がれきはとりあえずまとめられ、道は出来て、
これからは水道、電気、ガス、下水といった生活インフラを整備していくための技術がある人材が要るが、不足している。
また、苦しい生活が長引いて、ストレスを抱えた被災者の
心のケアが出来る人材もいるだろう、とのこと。
ロバートさん&他の方々からの情報のごく一部
・被災したほとんどの人たちが自然災害保険に入っていなかった
・一番有名な某ボランティア団体への寄付金は有効に使われていない実態
・政府の発表→当初1万人と言っていたが、先日発表で現在も40万人の人が家のない状態(現実は70万人)
そして
福岡から東北を支援する場合、どこから攻めていくか?
現場に行く事はもちろん大事だが、現実にそれが難しい人たちが出来る事は?
ロバートさんたちのような現地での活動のようすを発信してくれたら、私たちも現実を知ることができる
こういう活動、やる気を継続していくには?
などなど、さまざまな意見が出ました。
今回出た芽をまとめて、具体的に進んでいかなくては。
ロバートさんは翌日早朝の新幹線で、京都に帰られました。パワフル!
肩肘張ることなく、時にはユーモアも交えて活動の様子を話してくれるロバートさん。
「人として自分ができる事をやる」という、行動している人のシンプルな強さを感じました。
福岡に来てくれてありがとう!
そして、話し合いに参加してくださったみなさまに感謝。
また会いましょう!
<By Eriko>
コメントをお書きください